お墓のレスキュー隊が結成されるまで

@ 幼き日の母との別れ A 競艇選手へのチャレンジ
B なぜ俺が自衛官に? C 石屋になる
D 修行の道へ E 挫折そして引越屋へ
F リフォーム会社での経験 G 再び石屋へのチャレンジ
H 忙しいとは心を忘れるなり I 兄弟で行う仕事を考える
J 自分らしく生きる  
競艇選手への夢が打ち壊れた僕は、就職もせずにフラフラしていました。そんな時、一番上の兄が『お前、働かないなら自衛隊行けよ。お国のために貢献して来い。』と言って、いつの間にか自衛隊の勧誘のおっさんが、頻繁にうちに来るようになりました。自衛隊というところは、非常に良く出来たシステムで、退官した人がまた新たな入隊者を見つけて来るというような仕組みになっているそうです。今では就職難で結構人気らしいですが、僕の兄が居たころはそれこそチンピラ上がりが多く、頭が無くても体が動けばそれで良い、見たいな感じだったらしいです。そんなことはどうでもいいのですが、いつの間にか自衛隊の入隊試験を受けさせられることになりました。しかし、試験当日の朝、はっと気づき、“なんで俺が自衛官にならにゃいかんのだ?”と言う思いがふつふつとわきあがってきました。そして試験に臨んだわけですが、身体検査で僕はとんでもないミスを犯してしまいました。パンツをはき忘れていたのです。他の受験者は、みんなパンツをはいて(当たり前ですが)体重を量ったり、身長を測っていましたが、僕はフルチンで身体検査を受けました。それが逆に良かったのかどうかは知りませんが、試験の結果は合格でした。しかし、人から引かれたレールの上を歩くのは何か気分が良くなく、結局自衛隊には行きませんでした。
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